いろいろな産地のうなぎを使用しています
お客様がら良く聞かれることが「何処産のうなぎのを使用しているのですか?」ということです。かんたろうでは、うなぎの質を上げる為に養殖池のうなぎを問屋任せで仕入れています。
国産うなぎで静岡(浜名湖・吉田)、愛知(一色・豊橋・)、宮崎、鹿児島、徳島、高知など時期により日替わりで使用しています。
うなぎ料理と言っても沢山あります
かんたろうのお品書きにもある骨を取り除きタレを付けて焼き上げる「蒲焼き」とタレを付けづにそのまま焼くだけの「白焼き」。そしてご飯に焼いたうなぎを乗せた「うな丼」と「うな重」。
これ以外にも細かくしたうなぎの蒲焼きを乗せた「ひつまぶし」、蒲焼きをせいろで蒸した「せいろ蒸し」、うなぎの内蔵である肝の「お吸い物」。主だった料理だけでもこれだけあります。
健康に一番のうなぎ料理です
うなぎには沢山の栄養があります。赤血球をつくり出す鉄、歯や骨の維持に欠かせないカルシウム。目に良く老化・動脈硬化の予防に効くビタミンA、糖質・炭水化物をエネルギーに変えるビタミンB1、脂肪を分解したんぱく質・糖質の代謝を良くするビタミンB2、サラサラの血液にして動脈硬化予防にも役立つビタミンEなど。うなぎは、大切な健康を守る食べ物ですね。
江戸時代が始まりのようです
昔から暑さが続くと夏バテ防止として精のつくものを食べるとうい習慣がありました。
それが定着したのは、江戸時代。平賀源内が「今日は土用の丑の日」と書いた張り紙を出して宣伝し、売り上げ不振に悩んだウナギ屋を繁盛させたということです。
うなぎの「う」と丑の日の「う」を結びつけ、習慣として定着させました。
また、丑の日に「う」のつくものを食べると健康に良いとの言い伝えがありました。
うなぎは、滋養強壮に良く、夏の疲労回復、体力維持に欠かせないものとして食べられてきました。
その中でも肝は特に栄養価が高く、うなぎの蒲焼の約2倍のビタミンA・アミノ酸類、ミネラル、DHA・EPAが含まれています。
うなぎの肝は、健康維持のための栄養の宝庫です。
西と東ではこれほど違いがあります
商人の大阪では、うなぎは腹開きにしますが、侍の江戸では、切腹を嫌ったと言われていますが背開きにします。うなぎの頭の落とし方も関東では、串を刺すまえに落としますが、関西では串を刺しタレをかけてから落とします。当店は、頭を落として焼いています。
また、関東ではタレの中にうなぎをつけますが関西ではタレはうなぎにかけます。当店は、タレを大きなカメに付けてタレ付けしています。焼き方も関東では蒸してから焼くのに対し関西ではかんたろうもそうですが蒸さずに焼きます。 このように西と東では、いろいろ違いがあって面白いですね。
皆さん、うなぎの一番美味しいところはどこだと思われますか。実は、お腹ではなくしっぽの部分が脂が一番のっていて美味しいのです。
さらに、栄養的にもビタミンAが豊富に含まれています。
視力が低下している方などは、積極的に食べていただきたいと思います。
浜松市の重要な産業資源であるウナギの資源保護を図るため
絶滅危惧種ニホンウナギの資源回復を目指し、産卵期を迎えた親ウナギを消費せずに海へ放つ「浜名湖発親うなぎ放流事業」です。
マリアナ諸島沖へ産卵に向かう親ウナギを保護し、親ウナギを遠州灘に放流して産卵母体を増やすことが目的です。
浜名湖周辺の自治体や漁業関係者などでつくる「浜名湖地区水産振興協議会」と県、地元のうなぎ販売組合、料理専門店振興会の官民が協力して取り組んでいます。
明治33年に服部倉治郎が、浜松の西区舞阪町に養鰻池を作りました。浜名湖で体長15cmぐらいに成長したうなぎを捕ってきて養鰻池で育てるという、画期的な方法でうなぎの養殖を始めました。
その後村松啓二郎が、卵からかえって間もないうなぎから育てる方法で養殖を始めました。この養殖方法により、生産量を大幅に増やすことができるようになり、この方式は全国に広がってゆきました。
うなぎ骨粉末のカルシウム量は、牛乳の220倍となり100g中 に25,000mgもあります。
カルシウムの不足がちの方には、最適な食材かと思われます。その他、ビタミン・ミネラル・貝焼成カルシウム・マグネシウム・リン酸カルシウム・コンドロイチン等も含まれています。
脂がのったうなぎは、胃もたれしやすい食べ物です。また、山椒には胃腸の機能を高める効能があります。そのため、山椒が胃の消化を助け胃もたれを防ぎます。このことが、「ウナギに山椒」なのです。
ウナギは、エラ呼吸だけでなく皮膚呼吸もできます。皮膚から酸素を取り入れるためには、皮膚の表面に水分が必要となります。そのため皮膚表面から粘液を分泌して、水分を蓄え皮膚呼吸ができるようにします。それでウナギの表面はヌルヌルしているのです。
「下りウナギ」とは、川で成長したうなぎが秋になり海で産卵するために川を下るウナギのことです。銀うなぎと呼ばれるように、体は銀色なります。「上りウナギ」は、その逆でウナギが海で産卵した稚魚が川へ入り上流へ上るウナギのことです。
ウナギもドジョウも川魚ですが、ドジョウは川や田んぼに住んでいます。ドジョウの大きさは、10~20cm位までしか成長できませんが、ウナギは1mほどまでになります。体の色も違っていて、ドジョウは灰色や茶色ですがうなぎは黒色になります。
これは皆さんご存知の方も多いと思います。ウナ丼は、どんぶりに入っていますが、ウナ重は丼重に入っているものです。かんたろうでも、うな丼・うな重ご用意しております。天丼・天重やカツ丼・カツ重も同じこととなります。
脂質の量が違います。養殖ウナギは、脂がとてものっています。皆さんがお店で食べているものが養殖のウナギとなります。対して天然のウナギは、脂は少なく身が締まっていて少し硬い感じがします。味も濃いと思う人もいるかも知れません。天然のウナギは食べる機会があまりないとは思いますが、是非一度は食べてみてください。
シラスウナギとはウナギの稚魚のことで、体長5~6センチ位で身は透明です。マリアナ諸島付近で生まれたシラスウナギは、黒潮に乗って日本まで流れて来ると考えられています。天然のシラスウナギは、ウナギ養殖に欠かすことができないため高値で取引されるようになりました。今年はこのシラスウナギの捕獲量が激減しています。かんたろうでも今までのように充分なウナギを仕入れることが出来なくなってきました。
良く、ウナギと梅干しは食べ合わせが良くないと聞きますが実際のところどうなのでしょうか。医学的には一緒に食べるとが原因で腹痛になることはないそうです。梅干しに含まれているクエン酸がうなぎのたんぱく質の分解を助けるということで、むしろ良い食べ合わせということになります。
ウナギ科のウナギ属に属している魚類の総称をウナギと言います。熱帯から温帯に広く分布し、ニホンウナギやアメリカウナギ、ヨーロッパウナギなど現在19種類が発見されています。日本で食べられているウナギの殆んどはニホンウナギです。漁業や養殖でその消費量を確保してきましたが、最近では海外からの輸入も増えてきています。養殖ものが主流になっていますが、今でも天然のウナギは人気があります。
昔から天然ウナギの捕獲の方法が考えられてきました。その漁法には、棒の先に鉤を付けて、ウナギを引っ掛ける「うなぎ掻き」、少し大きめの石を積み上げ、石の隙間に潜んだウナギを捕る「うなぎ塚」、竹筒を川や沼などに沈めておいて、ウナギが筒の中に入って休んでいる間に筒を引き揚げて捕る「うなぎ筒」などがあります。